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1歳の発達と遊び方

1歳の子どもってどんな風に遊べばいいんだろう。
発達にあった遊び方ってなに?
そんな疑問にお答えします

1歳の発達と遊び方
1歳の発達って?

母乳(ミルク)を卒業し始め、0歳の頃とくらべ、探索欲求が増え、起きている時間が長くなってきます。

 

寝てる時間、起きている時間のリズムも安定してきて、お昼寝も1回だけになる時期。

 

身長と体重は厚生労働省の乳幼児身体発育調査(平成22年)により以下の数値が報告されています。

1歳0ヵ月~6ヵ月 男の子 身長:74.8~79.7cm
体重:9.24~10.16kg
女の子 身長:73.4 ~78.2cm
体重:8.68~9.55kg
1歳6ヵ月~12ヵ月 男の子 身長:80.6~85.1cm
体重:10.35~11.28kg
女の子 身長:79.2~83.8cm
体重:9.73~10.64kg

 

そして、1歳で発達する事はこんなにあります。

・離乳の完成(母乳(ミルク)の卒業)

・言葉の獲得

・生活リズムが整い始める

・奥歯が生え始めてくる

・腕や足の筋肉が発達し、力が付いてくる

・歩行が安定してくる

・自我が芽生える

・指さし、興味が増えてくる

 

細かくはまだまだ沢山ありますが、1歳とのかかわり方として一番大きな発達は、やはり1歳を過ぎたあたりから芽生えてくる自我です。

 

「自分でやりたい!」

 

「自分で食べたい!」

 

等の自我がこの頃から芽生えるようになってきて、これが強くなってくると「イヤイヤ期」と呼ばれる期間に入ってきます。

1歳の発達と遊び方
どんな風にかかわればいいの?

 

0歳ではただひたすらお布団の中にいてメリーを眺めたり、ガラガラを振っていたり、ハイハイの時は部屋を探索するだけで十分でした。

 

しかし、子どもは急激に成長していきます。

 

1歳の発達でのかかわり方について、お話ししてきたいと思います。

 

ご飯が食べたい!自分で食べたい!

 

前歯が生え、ママは少し大変ですが、1日3回の離乳食のこの時期、母乳やミルクなしで必要な栄養は摂取できると言われています。

 

母乳やミルクの卒表って、ある日ぱったりと急に飲まなくなったりします。

 

「これでミルクは最後か…」と思う事がないまま終わっちゃう事も多いので、ちょっと寂しいですね。

 

我が子も1歳になった頃に突然飲まなくて平気になりました。

 

そして、自我が芽生えてくるこの時期、今まではずっと食べさせてもらっていただけのご飯でしたが、「自分で食べたい!」と思うようになってきます。

 

しかし、当たり前ですが自分で食べるのはまだまだへたっぴ…。

 

そう、よくある離乳食での大惨事がここから始まるのです😭

 

「手づかみ食べはお行儀が悪いからNG!」というママもいるかと思いますが、スプーンやフォークを上手に使いこなす事がまだまだ難しい月齢です。

 

「自分で食べられる喜び」を感じるため、私は手づかみ食べはどんどんやってもらいたいと思います。

 

「自分で選んで自分で食べる」

 

下手でもこぼしてもいいんです。(片付けるママは大変ですが)

 

「自分でできた達成感」を沢山感じさせてあげたいですね。

 

 

活動量も増えてくるので、身体を動かして遊ぶ時間を沢山増やし、空腹を感じさせるようにしていきましょう。

 

お散歩に出かけよう!

 

ついこないだまでつかまり立ちでやっとだったのに…。

 

子どもの成長って本当にあっというまで、気付いたら3歩、次は5歩、10歩と、すぐに歩き始めます。

 

まだ足がしっかり上がらないので段差があったりするとすぐ転び、

 

ちょっとでも走ったらすぐ転びます。

 

ケガしそうになるのでママはもうヒヤヒヤして目が離せなくなります💦

 

しかし、歩行ができるようになり、目線が高くなった子どもにとって、この世界の見方がガラリと変わります。

 

子どもにとって、この世界はとても魅力的なものであふれているんです。

 

この時期の子どもを小さな部屋にずっと閉じ込めておく事は禁物です。

 

家から外へ、公園など、自然の広がる空間へと連れ出していきましょう。

 

おもちゃなんてなくたってこの世界は魅力的なものであふれています。

 

お散歩に一緒にでかけるだけで十分ですよ。

【補足メモ】ファーストシューズの選び方

①しっかり足のサイズを測ってから買いましょう

②靴底は柔らかいものを選びましょう

③ローカット、ハイカットはどちらでもOK!
→ハイカットは足首が固定されるから安定しやすい
→ローカットは自由に動くから動きやすい
※ハイカットは嫌がる子もいるからその子に合わせてOK

④紐タイプではなくマジックテープタイプを!
→ママが脱ぎ履きしやすいものを選びましょう

⑤私が選んだのはニューバランスのこちらです
ローカットで靴底も柔らかく、口がガパッと空くので脱ぎ履きもさせやすいです

 

沢山共感して三項関係を育てよう!

 

私は、1歳とのかかわり方で1番大事な事はこの三項関係と思っています。

 

少し難しい保育用語ですので、順を追って説明しますね。

 

自分 対 ママ

 

自分 対 もの(おもちゃとか)

 

など、1歳になるまでは1対1で関係が完結していました。

 

これを「二項関係」と呼びますが、今までは1つの欲求しか自分の中で処理できなかったんです。

 

ママと遊ぶ。おもちゃで遊ぶ。

 

この1対1の関係に、次の段階ではもう1つ、加わります。

 

それが「三項関係」と呼ばれます。

 

上記は例を交えた図形ですが、

 

「あー!あー!」と子どもが指をさしました。
(特別意訳:「ママ!見て!ワンワン(犬)がいるよ!」)

 

「え?これがなんなの?」

 

と思うかもしれませんが、これが成長している証なんです。

 

早い子は1歳前くらいから出てきますが、

 

「物(例では犬)」に対する要求を大好きな人に伝えたくなり、指差しをしながらコミュニケーションを取ろうとします。

 

「犬がいる」という事を「自分」が見つけ、「ママ」と共有したいからママに伝える。

 

意識していなくても、気が付けばいつのまにかできるようになっているかもしれません。

 

ママの関わり方としては、まだ言葉を獲得できていない子どもに「共感」してください。

 

具体的には

 

「そうだね。ワンワン(犬)がいるね」

 

と子どもの心の声を代弁してあげましょう。

 

その事によって子どもは「あれは「ワンワン(犬)」なんだ」と言葉を獲得していきます。

 

また、三項関係を育む事で言葉を使ったコミュニケーションを育んでいくだけではなく、特定の大人との信頼関係も築いていきます。

 

大事な事は二項関係で「大好きな人」の関係をつくり、三項関係でより深い信頼関係を築いていく事です。

 

自分が言葉になりきらない思いをママが代弁して

 

「わんわんがいるね」

 

と共感してくれる。

 

この“共感してくれた”という空気感が子どもに良い影響を与えます。

 

繰り返すうちに

 

「この人はぼく(わたし)のことをわかってくれる人だ」

 

と、信頼関係がより深まっていきます。

 

正直、「あー!」だけでは何言ってるかさっぱりわからない事ばかりです笑

 

でも、わからなくても、たとえ間違っていてもそこは大きな問題ではないんです。

 

受け止められ、共感してもらえる空気感を感じて、信頼関係を築いていきましょう。

 

1歳の発達と遊び方
1歳はどんな遊びができるの?

 

いろんな事に興味を持ち始め、外をお散歩するだけでも子どもとっては十分刺激を受けます。

 

1歳でできる遊び方、0歳の時とはくらべものにならないくらい増えますよ。

・お散歩

・砂場遊び

・水遊び

・シャボン玉

・ボール遊び

・大人のまねっこ遊び

・ブロック遊び

・積み木

・絵本を読む

お散歩

 

子どもにとっては今まで見る世界とは違う視点で新しく見ることができる新世界。

 

お散歩するだけでも子どもには大きな刺激になってきます。

 

男の子だったら電車を見に行ったりするのもいいですね。

 

砂場遊び

 

砂場や水遊びも子どもの5感を刺激します。

 

砂場セットやお風呂セットは100均でも売っているので十分です。

 

砂場あそびのスコップはスプーンの持ち方の練習にもなりますのでおすすめですね。

 

水遊び

 

水にも不思議がいっぱいつまっています。

 

あるのにつかめない不思議。物とは違った感触。

 

ポリ袋に水を入れて水風船みたいにして遊ぶのもおもしろいと思います。

 

シャボン玉

 

キラキラと光って、風に流れていくシャボン玉。

 

不思議がつまっていますね。

 

シャボン玉液は飲んじゃうと大変なので、膨らませるのはママお願いします。

 

ボール遊び

 

ボールを目的に、目的をもって向かって歩く認識面。

 

ボールを床から取ったり置いたりする事で足の筋力も鍛えられます。

 

1歳4ヵ月の我が子はまだ物が投げられないですが(後ろに飛んじゃう)

 

ボール大好きで遊んでいます。

大人のまねっこ遊び

 

この時期は大人が使っているものや仕草をマネする時期でもあります。

 

大人が使っているものなんでも興味を持つので、貸してあげられるものがあれば、それだけでも十分遊べます。

 

我が子は、なぜかヤカンが大好きです。

ブロック遊び

 

ブロックの向きを考えて、ブロック同士を付けたり離したりする認識面の成長に◎

 

月齢が上がっても使い続ける事ができるのでおすすめです。

積み木

 

ブロックと似ていますが、自分で形を考えて、積み木を持ち、積み木を重ねていく。

 

結構難しいんですこれ。

 

積み木ができた瞬間は感動します😭

 

絵本を読む

 

ストーリーがある絵本はまだ難しいので、絵や感触遊びができる絵本がお勧めです。

 

小さい頃から絵本を読むと学力も上がると言われているし、沢山読ませてあげたいですね。

 

 

世界の見方がガラリと変わった子どもたち。

 

いろんなものを見るだけでも十分刺激になります😊

 

1歳の発達にあったおもちゃも沢山あるので、知育おもちゃで遊ぶのもいいですね。

 

子どもとたくさん共感しながら遊びましょ✨

 

1歳の発達と遊び方
1歳におすすめのおもちゃは?

我が家で実際に使っているおすすめおもちゃを紹介します。

 

くるくるチャイム

ボールをつかみ、一番上の穴に入れる事でゆっくりとくるくる下に降りてそのまま下の穴に落ちて

 

チリーン♪

 

というチャイムが鳴るおもちゃです。

 

10ヵ月前頃に準備しておくと、初めてできたときに感動します😊

 

わんわんとうーたんの大きなブロック

NHK「いないいないばあっ!」のキャラクターを使った大きなブロックです。

 

ブロックを手に持って、持ち替えてくっつけたり離したり

 

車輪付きのブロックもあるので車だった作れます。

 

おおきなブロックで誤飲の心配もないので、対象年齢1歳半からと書いてありますが、1歳過ぎから購入してもいいかなと思います。

 

 

音いっぱいつみき

このつみき、振ると音がなるんです🎶。

 

なんと全てのつみきで別々の音が鳴ります。

 

我が家は貰い物でしたが、ガラガラの代わりにもなるし、つみきも他のつみきと比べて軽いですし、1歳前から準備してガラガラの代わりとして使っておく事もおすすめです😊

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くるくるスロープ

車を上にのせるとスロープに乗って下まで降りていくおもちゃです。

 

1歳3ヵ月頃になると遊べるようになってきました。

 

1つだけ注意点です。

 

木製なので舐めても安心ですが、付属のボールだけ、口にはってしまう大きさなので、口に入れるようだったらボールだけ隠しておきましょう。

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知育でステップ ぱずるボックス

四角いキューブの4面が型はめ、1面に音が鳴るボタン等のギミックがついています。

 

1歳前後はボタンや音で遊び、1歳半になる頃から型はめができるように。

 

最初は丸い形だけしか入れられなかったけど、成長するにつれて三角、星形と入れる事ができるようになってきますよ😊

 

そのあとは動物の形や乗物の形、左右非対称の型はめもあるので長く遊べます。

 

新しい形を入れるようになった時は子の成長に感動を覚えます😭

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1歳の発達と遊び方
1歳におすすめの絵本は?

1歳は絵本にも興味がでてくる時期です。

 

絵本はたくさん読む事で語彙力が育むと言われています。

 

たくさん絵本を読んであげたいですが、1歳はまだストーリーを理解するのは難しいです。

 

絵で見て楽しむ、触って楽しめる、ママと一緒に遊べる絵本を集めました。

 

1歳3ヵ月頃から、我が子は自分で絵本を本棚から取って持ってくるようになりました😊。

だるまさんが

人気のだるまさんシリーズです。

 

3部作あるのでどれもおすすめですが、おすすめな読み方としては子どもと触れ合いながら、

 

だるまさんのマネをしながら読み進めるのがおすすめです。

 

1歳半頃になるとだるまさんのマネもできるようになってきてとっても可愛いですよ😊。


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【あわせて読みたい】
【保育士おすすめ絵本】だるまさんが~ママと一緒にまねっこ遊び~

くだもの

くだもののイラストがリアルに描かれた絵本です。

 

好きな食べ物ができてくると、この絵本にもっと興味を持ってきます。

 

ママが食べるマネをすると子どもも

 

「あーむ!パクッ!」

 

とマネするようになるのがとってもかわいいです✨


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どうぶつたっち2

ふわふわの生地できつねのしっぽ。

 

マジックテープで使われるギザギザした素材で恐竜のウロコ等、いろいろな素材で動物の質感を再現している絵本です。

 

「どうぶつたっち1」も「くだものたっち」も絵本としてはあるのですが、なぜか我が子はこの「どうぶつたっち2」がお気に入り。

 

一緒に触りながら読んでください😊


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いっしょにあそぼういないいないばあ!

動物たちがいないないばぁをするしかけ絵本です。

 

めくると動物たちがいないないばぁをします。

 

そのうち自分でめくるようになってきて、自分で「ばぁ!」と言うようになり可愛いですよ😊

 

我が家ではこの絵本はヘビロテでもうボロボロです。


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こどもずかん

動物や乗物、食べ物や数字、時計などいろんな物が写真で紹介されてる言葉図鑑。

 

写真で色んな言葉を覚えられるし、かなり長い期間使える絵本です。

 

我が子は1歳半頃に買ったのですが、もっと早く買えばよかったと思っています。

 

お気に入りの絵本になったようで寝る時にも持ってくるし、ぐずった時の気持ちの切り替えにももってこいの絵本になりました。

 

覚えた言葉は使いたがるので、

 

「にゃんにゃん(猫)どこかな?」

 

「いちごどこかな?」

 

とクイズ形式で出していくと一生懸命探して教えてくれます。

 

最初は「にゃんにゃんはどっちかな?」と2択でクイズを出すと子にもわかりやすいと思います😊

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1歳の発達と遊び方
あとがき

 

1歳の発達と遊び方についてお話してきました。

 

身体的は発達、心の発達と、1歳はとても成長速度が速いです。

 

絵本やおもちゃは購入するときにこれを意識しています。

 

発達に合うようになる前から発達に合うものを

 

子どもの成長はとてつもなく早く、気付けば成長しています。

 

その成長の瞬間を目にしたい。

 

そんな風に思っています。

 

昨日まではボールを入れられなかったのに

 

昨日までは積み木できなかったのに

 

昨日までこの絵本見向きもしなかったのに

 

そんな一瞬を目にできたとき、感動すら覚えます😭

 

子どもとたくさん遊び、

 

一瞬で過ぎ去っていく毎日の中、たくさん成長を感じていきましょう✨

 

1歳の発達と遊び方
おまけ

本内容はこちらの本も参考にして書いています。
保育園の先生向けに書かれている本ですが、子どもの発達やかかわり方を例文や、さし絵で分かりやすく書いてありますよ。