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子どもが鼻血を出した時の対処法【保育士が見る救急ハンドブック】

こんな場合は病院へ!

 

✔頭を強く打ったあとの鼻血
⇒頭をぶつけたあとの鼻血は心配です。すぐに脳外科で診てもらいましょう

 

✔10分以上出血が続き止まりそうにない
⇒手当をすると、たいていは5分程度で止まります。止まる様子が見られなければ耳鼻科で診てもらいましょう

 

✔頻繁に鼻血を出す
⇒鼻をいじるくせもないのに、ちょっとしたことで鼻血が出る、頻繁に鼻血が出るという場合は一度小児科、あるいは耳鼻科で検査を受けたほうがいいでしょう

うちの子大丈夫かな…。
病院に行く程ではなかったけど、どう対処したらいいの?
子どもはよく鼻血を出しますが、出血がそれほど多くないなら心配はいりません。ほとんど手当だけで大丈夫でしょう。手当の方法をお伝えしておきます。事前に知っておくだけでもいざというとき安心ですよ。

子どもが鼻血を出した時の対処法

いすに座らせて、鼻をつまむ

少し前かがみの姿勢でいすに座らせ、強めに鼻の下部をつまみます。

こうして押さえておけば、だいたいの鼻血は止まります。

口の中に血がたまってきたら吐き出させましょう。

 

ガーゼなどを詰める

鼻血の出ているほうの穴に丸めたガーゼなどを詰めてもいいでしょう。

このとき、あまり奥まで詰める必要はありません。

先端は少し出しておきます。

 

タオルで冷やす

鼻をぶつけて出た鼻血なら、冷たいタオルで額から鼻全体をおおうようにして冷やします。

 

これはNG

上を向かせて首の後ろをたたいたり、あお向けに寝かせたりすると、のどに鼻血が入りやすくなります。

鼻血を飲んでしまうとむせたり、吐き気の原因になります。

 

座る事の出来ない子どもは横にして寝かせる

まだ座る事が出来ない月齢の子どもは、横にして寝かせます。

鼻血が出ている方を下にして横にすると、のどに血が入りにくくなります。

 

子どもが鼻血を出した時の対処法
予防について

暖房は控えめに

室内の温度が高すぎると、のぼせて鼻血を出す子もいます。

冬は特に暖房のしすぎに注意して、こまめに換気しましょう。

 

手袋をつけてみる

鼻血の原因に、鼻をほじるのがくせになっていることがあります。

無意識のうちにしてしまうのなら、寝るときに手袋をつけてみましょう。

 

お風呂はぬるめで、長湯は避ける

お風呂でのぼせて、鼻血が出ることがあります。

鼻血が出やすい子は、熱いお風呂や長湯は避けましょう。

 

家に1冊あると安心

子どもの突然の鼻血、あせりますよね。

事前に知識として頭のすみっこにいれておくだけでも対処するスピードが大きく変わります。

こちらの本、保育園・幼稚園用の先生向けのハンドブックですが、お家に1冊あると安心ですよ


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