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イヤイヤ期っていつから?実は気が付く前に始まっています

イヤイヤ期、我が子もついに始まってしまいました。

イヤイヤ期はいつから始まるのか、なんで来るのか、そしてその対処法までを保育士経験10年以上の私がお話していきます。

イヤイヤ期っていつから始まるの?

イヤイヤ期は1歳半頃から親が気付き始めると言われていますが、じつはもっと早くから始まっています。

 

「自己主張」の気持ちが芽生え始める1歳過ぎ頃から始まっています。

 

2歳くらいまでの子どもの脳はまだまだ未熟です。

 

そんな子ども達はまだ自分の欲求をコントロールする事ができません。

 

あまりにも強い「自己主張」これがイヤイヤ期になってくるんです。

イヤイヤ期ってそもそもなんで来るの?

イヤイヤ期ってそもそもなんで来るんでしょう。

 

いままでずっと素直で可愛かったのに…。

 

でも実は

 

「うちの子わがままになった!」

 

ではなく、しっかり成長している証なんです。

 

いままではずっと受身でなんでもお母さんがやってくれました。

 

でもそれを「いや!」と言うのは

 

「自分で決めたい!」

 

「自分はこうしたいんだ!」

 

と、自我が芽生え始めた証しなんです。

 

ただ言うことを聞かなくなったのではなくしっかり成長しているので安心してください。

 

しかし、なかなか言うことを聞いてくれないとずっと一緒にいるママはやっぱりストレスが溜まりますよね。

 

でも、この時期ってとても大変な時期と同時に子どもの心の成長を促す大きなチャンスでもあるんです。

 

とても大変な、とても大事な時期のイヤイヤ期です。

イヤイヤ期の中身って?

自我が芽生えた証しのイヤイヤ期ですが、イヤイヤ期には2種類の「イヤイヤ」があると言われています。

 

「表面上のイヤイヤ」

 

「本当のイヤイヤ」

1つ目の「表面上のイヤイヤ」については、実はなんてことない、ただ「嫌!」と言いたいだけなんです。

 

と、そう言ってしまうと終わりなんですが、子どもの深層心理としては

 

「自分の考えを受け止めてほしい」

 

という考えが働いています。

 

言い換えると、

 

「イヤイヤ言ってる自分を認めてほしい」

 

となります。

 

人は生まれながらに「承認欲求」を持つといわれています。

 

誰かに認められたい。

 

と思う気持ちは生まれながらに持っているんですね。

 

2つ目の「本当のイヤイヤ」ですが、自分で考える事ができるようになった子どもが、本当に嫌だと思うことを一生懸命伝えてくれています。

 

どうして嫌と思うのか。

 

どうして不快と感じるのか。

 

しかし、まだまだ子どもはボキャブラリーが足りません。

 

なかなか素直に教えてくれないので理由を一緒に探ってあげる事が大切です。

 

そんなこと言われたって…。

 

とお思いになるかと思います。

 

ママとってはストレスが溜まるし、ぐっと堪える場面となります。

 

否定的な言葉を言われるのは誰だって、大人だって嫌ですよね。

 

そんなとき、ママは大変ですが、少しだけ、ぐっと堪えてあげてください。

 

まだ数年しか生きていない子どもたちに、残念ながら大人の事情はなかなか伝わりません。

 

でも、この大変で大切な時期が子どもの心に大きな変化を与えるんです。

 

次は、イヤイヤ期のお返事の仕方、ぐっと堪えた後の話し方について、お話します。

イヤイヤ期にはこう返事する!

大変で大切な時期のイヤイヤ期。

 

「イヤイヤ」が起こった時の対応法についてお話します。

 

まず結論からですが、子どもが

 

「嫌!●●したくない!」

 

と言った後のお返事は

なるべく子どもよりゆっくりした速度で、子どもより少し小さな声

を意識してお返事してください。

 

例えば、子どもが

 

「お風呂に入りたくない!!

 

と言ったとします。

 

その時、つい反射的に早い口調で

 

「入らなきゃだめでしょ!!

 

と言いたくなってしまう事もあるかと思います。

 

子どもの深層心理には

 

「受け止めてほしい」

 

という気持ちがあります。

 

ママは大変ですが、少しぐっと堪えて

 

まずは

 

「そっかー、お風呂に入りたくないんだね」

 

と、ゆっくり、少し小さな声で優しくお返事してあげてください。

 

もう賢くなった子どもたちは、ママの話し方で自分の言葉が否定されているか、受け止められているかがわかります。

 

自分が「受け止められた」と感じることができれば、

 

大人の言う言葉に耳を傾ける準備ができます。

 

子どもの表情が変われば、もうこっちのものです。

 

「でもね

 

と、ここで子どもの言葉を切り返します。

 

同じトーンで話しかけ、

 

「お外で汚れちゃったからお風呂でキレイキレイしようね」

 

「今日は赤いパジャマと黄色いパジャマ、どっちにする?」

 

等とお風呂に入るように言葉をかけてあげます。

 

子どもの言葉を切り返す時、子どもに選択肢を与える事も効果的です。

 

自我が大きくなってきた子どもたちは、言われた通りにするのがあまり好きではありません。

 

何でも「自分で!」と決めたがります。

 

この場合は、お風呂に「入る」か「入らない」か、を自分で「入らない!」と選択し、その要求を満たそうとしているのです。

 

子どもに「自分で選択したぜ!」という気持ちを与えると、

 

自分で決めた事に責任を持ち、自分で選択した赤いパジャマを着るためにお風呂に入ろうとする気持ちが生まれます。

イヤイヤ期でも自分で決めた事には責任をもつ

難しいように聞こえますが、もう子どもたちはここまで成長しているんです!

 

上記で上手くいかない事は、沢山あると思いますが、子どもにとって「受け止められた」と感じる経験はこの時期はかけがえのないものとなります。

 

大人の私達でも、たまにただ「ヤダ!」ってすねる事ありますよね。

 

そんなとき、頭ごなしに怒鳴られるより、「そっか、嫌なんだね」って言われるだけで少し気持ちが落ち着きます。

 

受け止められる心地良さを是非、沢山教えてあげてください。

 

受け止められる心地良さを沢山経験することによって

 

子どもにも「自分も受け止めたいな」という気持ちが芽生えます。

 

この気持ちが、子どもの心の成長に大きくつながります。

 

もちろん、こちらの記事だけで上手くいけば万々歳ですが、一概になかなか上手くいかない場合もあります。

 

ママはとても大変ですが、ぐっと堪える事が必ず子どもにとって大きな成長に繋がります。

 

次は、受け止められる心地良さを知ったイヤイヤ期の成長について、お話したいと思います。

とても大切なイヤイヤ期

大変で大切なイヤイヤ期。

 

「なぜイヤイヤ期が大切なのか」についてお話したいと思います。

 

なんでも「やだやだ!」と抵抗するイヤイヤ期ですが、

 

受け止められる安心感を持った子どもたちはどのように成長するでしょう。

 

子どもが「イヤ!」と言い、お母さんが受け止める。

 

受け止められる安心感を持った子どもは、他の人の要求も「受け止めたい」と感じます。

 

これが他人との関わり方の第1歩です。

 

例えば、

 

Aがおもちゃで遊んでいて、

 

Bちゃんがそのおもちゃを「かしてー」と言いました。

 

Aは自分のおもちゃでまだ遊びたい。

 

けど、Bちゃんの要求にも応えて受け止めたいと考えます。

 

Aは自分の要求をぐっと我慢し、Bちゃんにおもちゃを貸しました。

 

Bちゃん「ありがとう!」

 

上記は極端な例ですが、

 

A君は「自分のおもちゃを渡したくない」と思う気持ちと

 

「Bちゃんはこのおもちゃで遊びたいんだな、貸してあげようかな」

 

と思う気持ちが芽生え、Bちゃんの気持ちを考えておもちゃを渡してあげました。

 

A君はここで受け止める心地良さを知る事ができたと思います。

 

大人でも、「ありがとう!」と感謝されるとこっちまで嬉しくなったりしますよね。

 

子どもたちはもう子ども社会の中でそれを学んでいます。

 

人を思いやり、人に優しく

 

子どもたちは、もうそんな社会性を身につけようとしています。

 

そんな他人との関わり方をこのイヤイヤ期で経験していきます。

 

もちろん、1回受け止められただけでは何も変わりません。

 

何度も何度も「イヤイヤ」はやってきます。

 

ママは大変ですが、何度も何度も受け止め、導いてあげる事が大切です。

 

受け止められる心地良さを経験し、受け止める心地良さを学び、子どもは成長していきます。

 

頑張って成長しようとしている子どもに受け止められる心地良さを沢山経験させて、思いやりのある子に成長してくれたら嬉しいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました✨

 

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