全然言う事聞かないし。子どもの叱り方にコツなんてあるの?
叱り方ひとつで子どもの成長は大きく変わります。この方法を繰り返していくと叱る回数も減っていくとおもいますよ。
目次
子どもの叱り方のコツ①
叱られる瞬間、子どもは耳を塞いでしまう
子どもは何か悪い事をしたとき、実は自分で「悪いことをしたな」ってわかっているんです。
表情を見ていればわかるかと思いますが、よくみると
「やっちまった」
って顔をしています。
そこで、次はこう考えます。
「怒られる・・・!」
子どもなりに悪い事をした→怒られる
という事がわかっているんです。
けど、そこでいきなり怒る事は禁物です。
子どもは本当は悪い事をしたとわかっているので、怒られる事を知っています。
なので物理的ではなくても耳をふさいでしまうのです。
子どもの叱り方のコツ②
「○○したかったんだね」と認める言葉
大人もとっさの事ですぐに「だめ!」と言いたくなりますが、ここは少し冷静になって、まずは子どもの思いに寄り添う言葉をかけてあげる事が大切です。
そんな時、怒る言葉ではなく、認めてあげる言葉。
「●●したかったんだね」
と声をかけてあげます。
例えば、食べ物を投げたときは
「ごはんで遊びたかったんだね」
おともだちのおもちゃを取ってしまった時は
「このおもちゃで遊びたかったんだね」というように、
まずは子どもの気持ちを代弁する事を心掛けるようにしましょう。
すると、子どもは
「あれ?怒られるわけではなさそうだぞ?」
と、ふさいでいた耳を開きます。
子どもの叱り方のコツ③
認める言葉をかけた後にこちらの思いを伝える
大人の話を聞く準備ができてから、こちらの思いを伝えます。
「このおもちゃで遊びたかったんだね。」
「でも、おともだちが遊んでたから、「貸して」って言おうね」等、
子どもの気持ちを受け止めてから、「どうすればよかったのか」をきちんと伝えます。
まだまだ言葉は理解しづらいかもしれませんが、気持ちはきっと伝わります。
このときに気をつけたいことは、子どもの「行為」、「言葉」を真っ向から否定することは避けましょう。
子どもは自分の気持ちに対して否定されたと感じ、その否定された言葉にまた反発をしてしまい逆効果です。
子どもの叱り方のコツ④
受け止められ、受け止める心地よさを知ってもらう
叱った後、長期的なお話しになりますが、
「気持ちを受け止めてもらえる」
この気持ちは子どもにとって大きな成長に繋がります。
受け止められる心地よさを知った子どもは、次にこう考えます。
「自分も誰かを受け止めたい」
まずは子ども自身が「気持ちを受け止められる」ことで、「受け止められる心地よさ」を知り、相手も「受け止めてあげたい」と思う気持ちが生まれるのです。
この気持ちを育んでいく事が大切です。
自分は「愛されてる」「大切にされている」という実感がある子、自己肯定感が高い子は相手の気持ちを受け手止めてあげる心の余裕ができてきます。
子どもの叱り方のコツ⑤
根気よく積み重ねていく
頭ごなしに叱ってその場では解決できたとしても、根本的な成長を促さない限り、同じ事を繰り返します。
1回やれば「はい解決!」とならないのが育児の難しいところですが、
時間をかけ、根気よく、【まずは受け止めてから、こちらの思いを伝えていく】関わりを積み重ねていく事で、少しずつですが、必ず子どもは変わっていきます。
良くも悪くも、子どもは叱り方1つで大きく変わっていきます。
相手を思いやれる優しい子に育ってくれたら嬉しいですね✨。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。