もうこの園嫌になっちゃった・・・。
次はどんな園を選べばいいの?
そんな悩みの方にお伝えしていきたいと思います。
保育士の転職って業界では結構頻繁に行われています。
保育士10年以上経験してきた私が、保育士の主な転職理由から次の保育園を選ぶポイント、使用した転職サイトの感想、おすすめまでご紹介していきます。
なお、個人的な愚痴も入っています。ご了承ください・・・笑
目次
保育士が選ぶべき保育園の選び方
保育士の転職理由って?
保育士の転職する主な理由は3つあります。
もちろんこれだけではありませんが私の実例を加えてお話していきます。
保育士の給料は少ない
保育士の給料って他業種と比べると本当に少ないです・・・。
保育士を10年以上やっていますが、1番よかった給与額は手取り24万ほど。
子どもが産まれて時短勤務をした直後は手取り12万まで落ち込みました。
持ち帰りの仕事もあるのにこれでは・・・と転職を考え始めますね・・・💦
私は当初あまり給与面を重視していなかったので、時短でもこれ以上もらえるという園もあるとは思いますが、子どもの命を未来を守る大事なお仕事なのに、もう少しお給料が優遇されてもいいなって密かに思っています。
最近は保育士経験7年目以上の先生にはキャリアアップ手当として+4万増額する制度もできましたし、家賃手当が出るところもでてきました。
が、正直保育園によってまちまちです。
ブラックな保育園だと国からの補助金を社員に還元せず抱えてる…という話も聞きましたので、自分でしっかり見極めないといけません。
同じ系列の園でも保育園によって異なるので、しっかり担当者に確認しましょう。
大量の持ち帰りの仕事
ここを見ている皆さんはよくご存じかと思いますが、持ち帰りの仕事が多いです。
万年人材不足の中、書類仕事は基本持ち帰り、翌日の子どもたちの制作準備など、よほど体制がしっかりしている園でないと持ち帰りの仕事は発生します。
私が過去努めていた保育園ではほぼ持ち帰りの仕事もなく、定時であがれましたが、今思うと「体制がしっかりできていたんだなぁ」と思います。
子どもをきっかけに自宅から近い保育園に異動しましたが、こちらは人手不足で仕事は毎日持ち帰りです。
近くに異動した意味が、全くありません・・・。
女性特有の人間関係
当たり前ですが、保育士は人とのコミュニケーションが切り離せないお仕事です。
「みんな仲が良くこの園最高!」って思ってる人はたぶんこのページを見ていないと思いますが、人間関係が大きなストレスとなる事が多いですよね・・・。
人間関係は1度標的にされるとなかなか抜け出せないのが難しいところです。
私の過去働いている園でも
「あの人にだけは教えない」
「特定の人の陰口」
「上司は八方美人で役立たず」
みたいな事がしょっちゅうありました。
無理に仲良くとは言いません。
嫌われる事は私も苦手ですが、せめて上の人には”嫌われる覚悟”をもって指導してほしいものです。
保育士が選ぶべき保育園の選び方
保育士の転職は引く手あまた!
でも、安心してください。ずっと我慢する必要はありません。
保育士は全国で数多く求められています。
少子化問題は、私の耳には届いていません。
給料面等様々な理由から人手不足が続いています。
また、「保育士」の資格を持ってるだけで転職の幅は大きく広がります。
「学童保育」や「会社内の託児所」、「ベビーシッター」等様々です。
少しでも現状に不満があるのであれば転職サイトに登録しておくだけでも良いかと思います。
自分にあった求人がいつでるかは“縁”です。焦って転職するよりは、じっくり待って自分の条件にあった縁を結びたいですね。
保育士が選ぶべき保育園の選び方
保育士に特化した転職サイトへ登録
現状を打開するためにはまず行動です。
といってもまずは転職サイトに登録するだけ。
あとは転職サイトのエージェントの方がリードしてくれます。
転職サイトは保育士に特化したサイトでも沢山ありますが、複数登録しておくと良いです◎。
目安としては3~5つくらい。
今しかない転職情報、そのサイトでしかない転職情報など、様々なものもありますが、やっぱり私は
「転職サイトの担当者との相性」
が一番だと思っています。
同じ転職サイトでも担当者によって相性はがらりと変わりますので良い担当者に出会うためにも、複数の転職サイトに登録しておくことをおすすめします。
別のところで教えてもらった求人も、言えば出てきたりする事もあります。
また、転職サイトによって「どの園とのコネが強いのか。」もあります。
別業界ですが、主人も「転職サイトAでは落ちたけど転職サイトBで内定もらった」という事ありました。
複数登録して、情報収集しておく事がいいと思います。
保育士が選ぶべき保育園の選び方
次はどんな園を選んだらいいの?おすすめポイントは?
自分が何を重視するかによって変わってきますが、私が重視したいポイントは以下の7つです。
①保育園の立地条件
②清潔感
③設立年数
④子どもの体制人数
⑤社員の人数、パートの人数
⑥時短勤務可能か
⑦園の雰囲気
では、1つ1つみていきたいと思います。
①保育園の立地条件
私の経験上、駅の近くの保育園、もしくは少し富裕層が住む地域の保育園がおすすめです。
あまり大きな声では言えませんが、富裕層の子どもって満たされている子が多いんです。
親に金銭的余裕があるため、朝から夜遅くまで保育園に預ける家庭はほとんどいませんでした。つまり、子どもとの時間を沢山とっている家庭が多いんです。
保育園をいくつか経験してきましたが、私の経験してきた保育園ではその差が顕著でした。
もちろん、駅から離れた保育園だって良い子はいっぱいいます。あくまでも参考程度に見てもらえたらと思いますが、地域柄は、正直ある気がします・・・。
②清潔感
誰しもが気になるところだと思いますが、汚い職場では働きたくないですよね。
それはそうなんですが、整理整頓されているか、クレヨンや絵本はボロボロではないか等、おもちゃの使い方や整理の仕方で保育のやり方、保育の質が結構わかります。
古い保育園のトイレ掃除も、とっても大変なんです。
また、「古い=設備が整っていない」は偏見かもしれませんが、保育を行ううえでの動線が悪い場合が多く、保育室の環境が良くない事が多いです。
「なんでここに水道が?」
「ここにロッカーがあれば良いのに」
等、新しい保育園はいろいろ参考に構築されている保育園が多いですが、古い保育園の場合、
部屋の見通しが悪かったり
そもそも部屋に死角があったり
実際に見学しないとわからない事ばかりなので、できれば見学はしたいですね。
③設立年数
②と重なる部分もあり、設立年数が浅ければ浅いほど清潔感もありますが、ここで主に重視したいのは人間関係です。
例えば、設立10年以上の保育園となってくると、「オツボネさん」がいたり、「昔からいる人(パートさん含む)」が権力をもっていたりします。
それは良いことでもあるんですが、そこに上下関係や人の感情が入ってくると少しやっかいになる事もあります。
私の過去経験した保育園でも
「理由はわからないけど前からやってるから」
と、自分の保育感が通じず、やりたい保育ができない事がありました。
「こうすればいいのに」「こうだったらいいのに」何度も思い、園長に提案したりもしましたが、やはり設立年数が長いとその根は深く、変える事はできませんでした。
話がそれましたが、設立年数が浅ければ、人間関係はみんなほぼ同じスタートです。
「4月開園新規オープン!」等の保育園に入る場合、みんなが「初めまして」のスタートです。
誰も最初から意地悪してやろうなんて思う人はいません。
保育のやり方については1からみんなで考えていかないといけませんが、転職するなら設立年数の浅い保育園がいいなって私は考えています。
④子どもの体制人数
大人1人に対する子どもの人数は国によって定められています。
クラス | 大人1人に対する子どもの人数 |
0歳児 | 3人 |
1、2歳児 | 6人 |
3歳児 | 20人 |
4、5歳児 | 30人 |
しかし、上記の人数で子どもを見るのはかなり厳しく、この体制人数で行っている保育園はほぼ確実に持ち帰り仕事が発生します。
また、日々の保育は余裕がない大人たちがケガをさせないようにする事で手一杯です。
こちらかなり切実です・・・。
自治体もこの国の基準がかなり難しいという事はご存じのようで、自治体によってはこの体制人数よりも手厚い人数体制にするように指定しています。
独断と偏見で私が考える理想の体制人数はこちらです。
60人定員の保育園と仮定して
0歳:6人に対して大人3人 ⇒ご飯から着替えの時は4人入れる体制だと◎
1歳:10人に対して大人3人 ⇒後片付け等で+1人入れる体制だと◎
2歳:11人に対して大人3人
3~5歳:11人で大人1人 ⇒落ち着いているクラスであれば一人でOK
3歳は新学期4月~6月は子どもたちも慣れていないので1人パートさんが入ってくれると助かります。
⑤社員の人数、パートの人数
上記の体制人数と関係しているところではありますが、例えば2歳、私の理想の体制人数は3人ですが、社員が1人、パートさんが2人だとどうなるでしょう。
書類仕事は子どもたち11人分、すべて社員1人が行わなければいけません。
基本はパートさんは残業できないので、残業も社員1人と、負担が社員に大きくのしかかってきます。
保育での責任も3人いるとはいえパートさんに責任は抱えさせられません。
社員1人への負担が大きいため、④の理想の体制人数は社員の人数で置き換えて考えたいです。
⑥時短勤務可能か
こちらは私の個人的な部分もありますが、子どもがいるとフルタイムで働くにはやっぱりちょっと厳しいです。
最初は、
「女性が主に働いてるんだからどこの保育園でも時短勤務くらいあるでしょ」
と軽く考えていましたが、実際は時短勤務の制度がない保育園が結構あります。
制度として導入されてなく、フルタイムで働く選択肢しかないのです。
企業側からするとそちらの方が楽なのでしょうが、友人も時短勤務がない保育園で働いていて、転職を考え始めました。
今後、結婚や子育ての予定がある方は確認していた方がよいかと思います。
⑦園の雰囲気
いろいろお話してきましたが、どんなに良い条件を並べられてもやっぱり最後は「雰囲気」を感じてほしいです。
実際に見学してみないとわからない事ですが、保育園に入った瞬間に感じる雰囲気は大事かなって思っています。
清潔感や子どもたちの声、働いている先生たちの表情や声掛け、「ここで働きたいな!」って感じられる保育園を見つけたいですね。
保育士が選ぶべき保育園の選び方
転職サイト一覧
保育士に特化した転職サイトは数多くありますが、いくつかのサイトを紹介していきます。
全て無料で登録できるため、複数登録しておくとよいかと思います。
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沢山情報を持っているので、情報収集としてとても役に立ちました。
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長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様にも、素敵なご縁がありますよう、祈っています✨